スクリッティ・ポリッティ の「Perfect Way」

スクリッティ・ポリッティ(Scritti Politti)を知ったのは、『キューピッド&サイケ 85(1985年)』が出たその年、邦楽ロックのバンドに一緒に加入したキーボーディストのお薦めだった。練習曲を録音してくれたテープに一緒に入っていて「これ、凄くいいから聴いてみて」と言われ、バンド練習曲をコピーするついでにカセットで繰り返し聴いた。彼とは学生時代から一緒にバンドを組んでいてプログレ好きという共通点があったのと、あの当時はJAPANなどのイギリス系のニュー・ウェイヴ(死語w)も好きなことは知っていた。しかし、このスクリッティ・ポリッティ、甘ったるいヴォーカルのせいもあって最初なかなかピンとこなかったが、いつの間にか「スモール・トーク」の万華鏡のような目くるめくシンセの絡みや「パーフェクト・ウェイ」のドライでタイトなサウンドが気に入っていた。
少し後になって「パーフェクト・ウェイ」がシングルで出ていたので買ってみた。聴いてみたら、どういうわけかリヴァーブが深い全くの別ヴァージョンで、気に入ってた曲のイメージと違ってガッカリ。(後になってマイルスの『TUTU』を聴いた時、このヴァージョンのカヴァーだと分った。)
数年して(レコード・ショップからアナログ盤が消えた頃)次のアルバム、マイルス御大が一曲参加した『プロヴィジョン(1988年)』と一緒に『キューピッド&サイケ 85』もCD(日本盤)で購入した。ところが、またまた聴いてみてガッカリ。一番のお目当てだった「パーフェクト・ウェイ」がリヴァーブが深いシングル・ヴァージョンだったのだ。
CD化で別ヴァージョンに差し替えられたのかと思って、中古レコード屋を回ってアナログ・アルバムを探した。輸入盤を見つけて帰って聴いたのだが、これも同じくリヴァーブが深いヴァージョン。訳が分からなかったのだが、まだその頃はネットもなく情報が少なかったので仕方なくあきらめていた。
三人組のスクリッティ・ポリッティから二人が脱退して“楽団ひとり”になり、シングルを2枚出したあと1999年に突然アルバム『アノミー&ボノミー』が出た。また「パーフェクト・ウェイ」の事を思い出して、今度は“輸入盤CD”の『キューピッド&サイケ 85』(米盤)も一緒に買ったのだが、これもリヴァーブ・ヴァージョン(´・ω・`)。困った時の2ちゃんねる。ドライなヴァージョンの「パーフェクト・ウェイ」を探してる…と質問をしてみたのだが、過疎スレなのに完全にスルーされた。
そして3年前の2006年、新アルバム『ホワイト・ブレッド・ブラック・ビア』がリリースされたのに合わせて雑誌『ミュージック・マガジン』にスクリッティ・ポリッティの特集が載っていたのを本屋で偶然見かけて即買い。アルバムも、もちろん買いました。帰って特集を読んでみてビックリ!長年の謎だった「パーフェクト・ウェイ」についても詳しく書いてあるではないか。

整理すると、リヴァーブが浅いタイトなヴァージョンは、アナログ時代は“日本盤”だけに収録されていた。それなのに、CD化された時には、どういうわけか“英国盤”だけに収録され、他の盤には収録されていないそうだ。それだから、今まで買った“輸入アナログ盤”も“日本盤アナログ・シングル”も“日本盤CD”も“米盤CD”も全部はずしてた訳だ('A`) 。
さっそく“英国盤CD”を探しに行き、見つけました買いました。20年振りの再会でした〜。

※残念ながら「パーフェクト・ウェイ」のPVは見つけられず。
 これは、よりタイトになったアルバム『プロヴィジョン』から。
 カッチカチのビーチ・ボーイズだな。
 (アタマがちょっと切れてるし、尻切れとんぼ…)


※日本語訳付きのインタビュー映像があったので貼っておく

[PR]
by quampaney | 2009-06-28 01:25 | 音楽 / バンド | Comments(2)
Commented by ちょむにゃん at 2013-05-17 04:16 x
知らなかったああああああああ
ありがとうございます。たまたま見つけましたエントリーです。
Commented by quampaney at 2013-05-22 15:39
ちょむにゃんさん、コメントありがとうございます。

20年越しで知った時は、私も嬉しかったです(^o^)/