間接照明が作り出す癒しの空間
シンプルで明るく開放的だったお店から
ジャズの流れる落ち着いた理容室に変わっていた。
気合い入れてお洒落な店にイメージ・チェンジしたんだなぁ…と
少々戸惑いながらも席に案内されたのは個室だった。
なんだこりゃ〜(>_<)
私は、あまり話しかけられる理容師さんが苦手だ。
だから淡々と仕事して欲しいと思うタイプなんだが
個室では間が持たない。
今回カットしてくれた人も口数が少ない人だが
まあ仕方ないな…と、いつものように切ってもらう。
※写真はイメージです
なんだか鏡に映る姿がよく見えない。
たしかに私は最近、また視力が落ちたのだが
それにしても見づらい。照明が暗いのだ。しかも
ウッディな内装と間接照明を取り入れた柔らかい照明に合わせて
鏡にも、ほんのりブラウン系の色が付いている。
目の前に置いてある真っ白な小物が、
鏡にはベージュ色に映っているのだ。
何度か担当してもらっている人なので、正直に
「見づらくなりましたねぇ。鏡もちょっと遠くなったし」
と言うと「・・・うん、そうそう」と返された。
明らかに仕事もやりづらくなったようだ。
後ろをカットした後、折り畳み式の鏡に映して見せてくれる。
「どうでしょうか」と聞かれるが
「よく見えないけど、いつも通りですよね」
と答えるしかなかった。
家に帰って確認してみたが、何となくいつもより
雑な仕上がりに見えた。
※写真はイメージです
1ヶ月ほど経った先日、また同じ店に出かけた。
今度は個室ではなかったが、その席もまた照明が暗い。
ジャズを聞きながらいつものように切ってもらう。
だが、さらに前回以上に鏡が見づらい。
カットしてもらう席の後ろには、洗髪用の席が並んでいて、
その洗髪台を“間接的に”照らす照明が“前”を向いている。
つまり真っすぐ前の席、今カットしてもらっている自分の
頭のちょうど真後ろを逆光で照らしているのだ。
これって完全に設計ミスじゃない?
鏡に映る自分の頭に“後光が射している”なんてあり得ない。
ジャズは良い。間接照明は百歩譲って良しとしても
客の頭を後ろから照らすライトは論外。
いや、間接照明もいらない。
なんのための“お洒落”な内装なんだか。
最低限の機能が果たせない店舗デザインはダメでしょう。
さすがに、次回から店を変える決心をした。
※あくまでも写真はイメージです