混み合うランチの時間を避けて、ちょっと遅い時間に
昼食にするというのが習慣になっている。
名古屋駅近辺に出掛けていて、そんな時間になると
カレーの「タンドゥール」へ直行するのもお決まりのコース。
午後2時か3時頃に「タンドゥール」へ行けるように
わざわざその日のスケジュールを組むことも(笑)
昨日もまた3時頃に「タンドゥール」に入った。
ラッキーな事に「ターメリックライスもありますよ」と言われた。
「やった〜!そうだ、ブログ用に写真を撮ろっと(^_^) 」
※いつも「ご飯少なめ」と注文。
いつからか、ランチタイムにはお客の好みで
ターメリックライスを注文できるようにしたそうだ。
遅い時間にしか行かない自分が知らなかっただけかも…。
とにかく、私が行く時間にはたいてい白飯なので得したな〜。
ルーと絡めた時の味も、まろやかになるような気がする。
(ん?ターメリックじゃなくてサフランライスだったかな?)
「タンドゥール」は今、ミヤコ地下街にあるのだけど
以前は毎日ビル(現・ミッドランドスクエア)の地下出口の
角っこで営業していた頃から通っている。
調べてみたら、オープンは1976年とのこと。
たぶん、お店がまだ新しい頃に初めて食べに行っているはずだ。
今もカウンターだけの10席ほどの“こじんまりした”店で
おばさん一人で仕込みから全部やっているのだが
(3人が日替り交代でローテーション)
移転前の毎日ビル当時は、もっと狭い7〜8席ほどのお店だった。
初期の「タンドゥール」は、シェフ服と白い帽子を被った
ヒゲのマスターが一人でやっていた。
当時、その初代マスターと話していて
インド人調理師からレシピを伝授されて店を始めたと聞いた。
こってり系の今のルーとは少し違って
スープカレーとまでは言わないが、サラっとしたルーだった。
ライスもタイ米だったと記憶しているが、違うかな。
味そのものはあまり変わってないが
ルーの質感(食感)は、ある時からガラッと変わったはず。
※黄色いご飯に福神漬が映えます(笑)
水や小麦粉は使わず、材料は大量のタマネギのみじん切りに
トマトジュース(ペースト?)と30種類のスパイスを加える。
最近知ったのだけど、普通の固形コンソメも入れてます。
チキンは、旨味を逃がさないように全部フライにします。
このチキンフライを仕込んでいる時に遭遇すると
こっそり、揚げたての一片をサービスしてくれる。(常連客だけ?)
好みの辛さにしてもらえるのだけど、私はいつも「5倍」を注文。
風邪気味だったり、ちょっと体調が悪い時には「10倍」というパターン。
(ルーに足すチリ・パウダーの量で調整)
それ以上は私には、ただ辛いだけで味わえない。
逆に、5倍が美味しく感じない時は体調が悪いか
調子を崩す前兆だったりして、体調のバロメーターにもなってます(笑)
ヒゲ・シェフ時代に一度、面白半分で激辛を注文し、少しづつ辛味を加えてもらい、最終的に「100倍」を食べた事がある。辛いというより痛い位の感じで、半分くらい食べた頃に異変が…。急に“耳鳴り”が起こり始めたのだ。周りの音が小さくかすんで、キーーーーンという音が頭の中で鳴っている。マスターに異状を訴えると、小さな薄緑色の種みたいなものをくれた。それを食べてみて多少は楽になったようが気がした。スパイスの“急性中毒”症状だったかも(笑)
平気で食べる強者もいるらしいがもう100倍とか無茶はやめようと思った。
あの時マスターがくれたのは、たぶんこれ。
>>フェンネル・シード(Fennel Seed)
>インドのレストランでは、食後にフェンネル・シードを
>軽く煎った物が出されることがあります。
>これを噛むと口の中をサッパリし、臭いを抑えてくれるといわれています
プレーンなルーをサービスで追加してくれて何とか完食〜。
ファストフード感覚で気楽に入れる庶民的なお店で
値段も、なんと700円とこれまた庶民的。(30年前はいくらだったかな…)
独特な味で、食べたあとの五臓六腑に染み渡るスッキリ爽快感も
クセになって通いつめる“中毒性”があります(笑)